おはようございます。本日のデイリーメッセージは、ひのみやまこがお届けします。
前回のメッセージでもお伝えしましたが、
毎週月曜は、その週の流れとデイリーメッセージ。
隔週木曜の担当分については、
月曜の振り返り（少し）＋今日のサビアン
をお届けします。
と思ったのですが、月曜の振り返り？って何と思ったので
月曜：今週の星の動き＋今日のサビアン
隔週木曜：太陽が今あるサインの話題＋今日のサビアン
にしようかと。
なので、今日は、水瓶座について書いてみようと思います。
水瓶座の自由と平等とは？
水瓶座は「12サイン中の11番目、自由と平等のサインです」。
と雑誌や占いでよく書かれています。
なぜ、そのようなことをいえるのか？
について、今日は掘り下げていこうと思います！
サインを理解するときは、私たち、占星術師は、当たり前のように、火・地・風・水という属性（エレメント）、活動・不動・柔軟という様相（モダリティ）を組み合わせて説明していきます。
「先生、なんで牡羊座は火のサインなのでしょうか？」
と学び始めた時に、聞いたことがあります。
その時にもらった答えは、「昔の人がそう割り当てたから」というものでした。
この事に関しては、どの本を読んでも説明が書かれていません。当たり前すぎることなのでしょう。
火・地・風・水という順番を決め、黄道上の12のサインを当てはめて、物事を分類していくというのは、人間にとってわかりやすく、理解しやすいのでしょう。
だからこそ、サインの根拠が曖昧であってもアーキタイプ（ユングが使った神話の中にあらわれてくるようなイメージを生み出す核のこと）を使って、占星術というツールを使い、現実の物事を考えることを数千年の間、人々が続けてきたのだともいえます。
さて、水瓶座の話にもどりますと、水瓶座は「風のサインで不動宮」に分類されます。
「風」が何を意味するのか。
風は形がなく、他の要素と違って目には見えないものです。つまり、あるようでない。
形にとらわれない、どんな形にでもなれるし、捕まえられない。
そこから出てくるイメージとして「自由・博愛・平等」が生まれてきます。
形がないからこそ、全てが同じで等価、誰に対しても物事に対しても同じ価値として取り扱う。
また、占星術に長けていた心理学者のユングは空気は知性、思考機能であるとも。
このようなことから、風のサインは「自由と平等を愛し、誰に対しても平等。知性、思考を大事にする」という解釈（風の価値観）がうまれてきます。
次に「不動宮」が何を表すのかについてです。
占星術における活動・不動・柔軟の順序は、季節が始まり、安定し、そして次の季節が移り変わっていく様を表していると言われています。
その真ん中の不動はずばり安定性を示します。
始まったことを持続させる役割。
風のサインの天秤座（活動）で始まったことを水瓶座（不動）で安定させ、双子座（柔軟）で完成させる。そのようなイメージ。
天秤座は社会との関わりを表すサイン。
天秤座の一つ前の乙女座までは、個人の成長の段階だったのですが、天秤座にきて、いよいよ、社会にでて、様々な自由、価値観にふれながらも、風の価値観を打ち出していく段階に入ります。
そして、その状態を持続するのが水瓶座なのです。
風の価値観を社会に出て貫き続ける。
「社会の中の不平等に反発し、社会からの縛りから離れ自由を愛する。出会う誰に対しても平等に接し、自分の知性、思考で世の中に貢献し続ける」
という水瓶座を表す文章が浮かび上がってきます。
また、水瓶座の星座の由来についても少し考えてみたいと思います。
ナイル川が氾濫する7月の夜、エジプトの空に昇ってくるのは水瓶座でした。
氾濫により、土地が肥えて周辺の人々に恵みをもたらしていました。
水瓶座が生命の水を注ぐ水の運び手の姿になっているのは、そのような背景からでしょう。
この水は「不死の飲み物」を意味しており、全ての生命を育む神の薬物という概念と絡み合っています。古代では、水瓶座は万物を生み出す象徴として考えられていたのです。
ただし、この神話と現在の水瓶座の解釈とはかなりの乖離があります。
時代の変遷とともに、サインの解釈も変わってきているのです。
「全ての人間の心の中に眠っている大量のイメージは、変化にさらされている。それらは何世紀にもわたって次第に変化して」いくのです（伊泉龍一・nico訳 占星術と神々の物語 ホロスコープの中の元型）
それと似たような話しとして、水瓶座の支配星には、伝統占星術では土星が割り当てられていました。
しかし、天王星の発見以後、水瓶座には天王星が割り当てられました。
天王星は1781年に発見され、アメリカ革命とフランス革命の間の期間であったことから「自由・独立・革命・反抗心」と関連させられてきました。
この天王星のイメージから、水瓶座にも、「自由・革命・反抗心」というキーワードが当てはめられていたりします。
と長くなってしまいましたが、以上のことから
「水瓶座は自由と平等の星座です。既存の価値観や社会の枠組みに対する、強い疑念を内蔵しています。」
（石井ゆかり著 石井ゆかりの星占い教師のノート）
という一般的な水瓶座像が現れてくるのです。
この一文の裏には、ものすごい、深い背景があるのですよね・・・ってお話でした。
本日のサビアンシンボル
本日、太陽は水瓶座の6度から7度を移動中。
6度のサビアンシンボルは「卵から生まれた子供」
7度のサビアンシンボルは「美しい衣装を着た蝋人形」
どちらも水瓶座の第2グループに属するサビアンシンボルです。
第2グループで、水瓶座らしい感受性や知性「空中楼閣としての自我」を育成します。
なんのこっちゃねん。って話ですよね。
「水瓶座は形あるもの（空間性）に縛られた意識から開放され、純粋意識としての時間意識に根ざした生き方をするサインですから、この第2グループでは自身の肉体や自我という空間性から開放された感受性や知性を育成することがテーマとなります」
（松村潔著 愛蔵版サビアン占星術）
「人間くささをそぎ落としていくような段階」
土着的なものを一度、すべて落として、純白に脱色した感情を乗せていく。
より広い生き方を手にいれるための準備段階であるといえます。
個人主義を徹底すると、役割を徹底することを徹底することも厭わなくなります。
というのは、自分が自分であるということと役割を果たすということを切り離して考えられるようになるからです。
私は、ここまで、まだ切り離せないな・・・と思いました。
自分が自分であるという確立した意識があれば、どこにいようが、何をしていようがいつでも自由でいられるのです。
そのような自我を育成する段階。
「卵から生まれた子供」というのは、全ての感覚を閉ざし自分というものを消していく作業を表しています。
感覚を開いていると、すべてが具体化し、自分という輪郭を意識せざるを得なくなります。五感があるということは、既存の価値観にひきずられやすいということ。
既存の価値観をリセットし、自分を確立するために、五感を閉じるのです。
なにやってるんでしょうね・・・
って感じではあるんですが。宗教の修行みたいな感じですよね。
そして「美しい衣装をいた蝋人形」。
「卵」の内側に感覚を閉ざした人は、客観的に人工的なシミュレーションや仮想試験などをして、物事を判断していこうとします。
主観があるもの、生々しい現実は不完全で中途半端なものだと感じるのです。
もしくは、「卵」から出る際に、「人間ってこんな感じなんだろうか」と一つ一つ、シミュレーションして確かめるようなイメージ。
どちらにしろ、かなりぶっとんでます・・・
今までのサインではないような在り方。。
ただ、今までの殻を破って新しいものを生み出していく際には必要な作業なのかもしれません。
私にはよくわかりませんが。
当たり前を無意識のうちに感じないように感覚を閉ざして、また、一つずつ、確かめていくような段階。
今日の太陽なそのようなサビアンを表す度数を移動しています。
そこからの本日のメッセージは。
当たり前を疑え。
見るもの、聞くもの、感じるもの。すべてを一旦閉ざしてみる。
一時期、暗闇でご飯を食べるイベントが流行りました。
あんな感じです。
・部屋を真っ暗にして、ご飯を食べてみる。
・お風呂の電気を消してみる（注意が必要です）。
・鼻をつまんでご飯を食べてみる。
・いつもは聞かない音楽を聞く。もしくは、まったく無音で過ごしてみる。
そんなことをしてみて、何に気づくのか。
当たり前と思っていたことに対して、違う視点が得られる機会になるでしょう。
広い視野が得られて、今まで許せなかったことが許せるようになったり。
そして、感覚を取り戻していく際には、すぐに、解禁するのではなく
まずは、考えてみる。
・電気をつけてご飯を食べるとどんな感じがするのだろうか？
・お風呂の電気をつけたら、自分はどう感じる？
・匂いを嗅げる状態でご飯を食べた時に、どう思う？
というようなことを一旦考えてから、実施すると
気づけなかったことに気づきやすくなります。
なんにせよ。いつもと違う感覚を得るための行動をしてみよう！！
です。
何かしらのヒントになりますように。
昨日のるなさんのメッセージ
今日の運気は、「ケン」松明のルーンと、「ラーグ」水のルーンです。
なんだか正反対のルーンですね。火と水。
火に水をかけると、水は蒸発してしまいます。火は消えてしまいますよね。
水は、感情を象徴します。火はやる気とか、ケンの火だと見通しとか。
今までやる気をみせていたものに対して、水をかけちゃうような1日になるかもしれません。
昨日は、仕事面で波乱がある日でした。
私以外でも、トラブっていたり、うんざりするようなやりとりが発生していたり。
やる気に満ち溢れていても、ちょっとしたことでくじかれることはありますよね・・・
今日のあなた自身を示すのは、このアストロダイス。
本当は、トップを目指したいんですね…しかも、人間関係の中でのトップ。「誰かよりも自分の方が優れている」とか、「誰かよりも出世している」とか、そんな感じでしょうか。
おおー。アストロダイス。
火星・天秤座・10ハウスですね。
その「誰か」って、自分のフィルターを通ってきちゃうので、本物のその人以上に巨大化して見えてしまうことがままあります。
だから、相対的に自分が小さく見えちゃったりするんですよね。
それ、ありますよね・・・
自分のことはよくわかっていなかったり、他の人の方がよくわかっていてくれたりするのも、こういうことが原因かな、って思いますね。
とりあえず何も考えずに、やらなくちゃならないことに全力で取り組む。あんまり余計なことは考えない。
これ大事ですね。。。
とにかく手を動かす。動かし始めると物事が嘘みたいに進むときってありますよね！！
体験知として納得です。
るなさん、優しくて、わかりやすくてほんわりするメッセージ、ありがとうございます！
そして、ここまで読んでいただいた方・・・めっちゃ長くてごめんなさい・・・
次回はもっとわかりやすくまとめます！！
明日は、りっかるっかさんです。お楽しみに！
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