ごきげんよう！
タロット占い師の伊藤李桃(もも)でございます。
土用明けましておめでとうございます！！
厳密には今日15:50頃の立夏を迎えるまで待つべきかもだけど、もう嬉しいから先に言っちゃう！笑
18日間、しんどかった人も大したことなかった人も皆様、大変お疲れ様でございました。
何かと想定外のことが起きたり、季節的にもコロコロと変わりやすい気候に心身が疲弊しがちな春の土用。
私個人を振り返ってみると、今回の土用は突発的なご依頼が入ってそれがまたリスケになったり、飼い犬の体調不良で度々病院のお世話になったり、突然の訃報に呆然としたり…と、なんだか本当に春の嵐のように心がザワザワしてばかりの日々でした。
日本の社会全体を見てもやれまん防だの緊急事態宣言だのと情勢はずっと不安定なまま、せっかくの大型連休も「いや何もしてねぇわ！」という不満が爆発寸前な方も多いとは存じますが…
みんな、今日も生きてるだけで偉い。
暦の上では今日から夏。
マスク着用には正直厳しすぎる日本の猛暑がまたやって来ますが、李桃は引き続き、自己肯定感のハードル2cm程度でやや暑苦しく皆様を応援して参りたい所存です。
じゃ、早速今日のメッセージ、いっちゃいますか☆（ゝω・）
本日のメッセージ
Rainbow Heart Tarot Deck/Rachel Rosenkoetter
ボタニカルルーン/MASUMI MERCCURY
好きな刑事ドラマは「あぶ刑事」です。
今日は『むやみに真実を暴こうとするのはやめて、不穏な状況になる前にその場を離れる勇気を持つ』日。
タロットは『行動力に溢れた若者、エネルギッシュな人物、物怖じしない、自分を信じて突き進む』などを意味するワンドのナイト逆位置と、『決別、何かを手放す、安住の地を離れる、潮時』などを表すカップの8の正位置。
ルーンは『予想外の出来事、秘密、神のみぞ知る、ギャンブル』などを意味するダイスカップのルーン『ペオース』が逆位置で出ています。
最近頻出するなぁ、コートカード（＝タロットの人物札）。
前回までのクイーンに続いて今日はナイト（騎士）です。
4種類あるコートカードのうちナイトは、タロットの各スート（棒、杯、剣、金貨）のエレメント（火、水、風、地）が表す象徴（情熱、感情、知性、物質）に変化や動きのある状態、またはそれを反映している人物を意味します。
クイーンが各エレメントにおける最もバランスの取れた状態（や人物）であるのに対し、ナイトはまだ自他への力の供給バランスが不完全で、勢いはあるけれどトライ＆エラーを繰り返しながら成長している途中、といった印象。
私は実際の占いで具体的な人物として読む時は、30代くらいまでの若い男性や人物として読むことが多いです（諸説あり）。
情熱を表すワンドのナイトは非常に熱意あるエネルギッシュな人物と捉えることができますが、今日の彼は何やら、あまり堂々としてもいられないような『裏』があるご様子。
そのドヤ顔は不敵な笑みなのか、それとも後ろめたさによる作り笑いなのか…。
或いは、彼は誰かの悪意や不正を暴いてやろうと、正義感に燃える熱血刑事のように熱心に犯人（と思っている相手）を追いかけているのかもしれません。
いずれにせよ、「秘密や悪事がバレる」と読んだりもするペオースが逆位置で出ているあたり、現場には不穏な空気が漂います。
ところがお隣カップの8では、マントをすっぽりと被り無表情の人物が、積み上げられた8つもの黄金の杯を背に静かにその場を立ち去ろうとしています。
秘密が明らかになることで手に入るものは、最早自分にとっては何の価値もないものだった…
そんなことを悟ったのかもしれません。
絵面的に、東尋坊から立ち去る船越英一郎または片平なぎさのようにも見え…ないか。
ちょっと無理がありました。
「人の心の秘密や嘘を暴いたとしても、幸せな結末が訪れるとは限らない」というのが、人情系刑事ドラマと人間関係の難しいところであり醍醐味でもあります。
今日は闇雲に他人の詮索や物事の『種明かし』に固執せず、場の空気や自分の機嫌が不穏な感じになる前に、さっさとその執着を捨て去って気持ちを切り替えるのが良さそうです。
例えば、恋人の些細な嘘（飲み会の場に異性がいたとかいないとか）を確証もないのにしつこく糾弾したりするのは、相手の意図が悪意あるものであってもなくても結局のところ、その後の二人の関係を気まずいものにしますよね。
或いは、誰かの不手際を鬼の首でも取ったかのようにわざと大勢の前で指摘することも、その場の空気を悪くするし嫌な思いをするのは不手際を起こした張本人だけじゃないかもしれません。
不毛な腹の探り合いに疲弊するくらいなら、一旦今抱えている不安や問題から距離を置くという選択をすることで、冷静さやフェアな判断力が戻ってきます。
騒がず、腐らず、淡々と。
所謂『大人の対応』ってやつですね。
今日のキモは、そんな感じ。
本日のおすすめ
柏餅
ぱくたそより
ベタですが端午の節句ですし、せっかくの土用明けですしおすし。
こういう節目のタイミングにちゃんと季節の物を食べておくと、なんとなく『丁寧に暮らしている大人』感出ませんか？
えっ 私の丁寧な暮らしのハードル、低すぎ？
Yesterday Once More…
昨日のDaily Messageは天羽ココ。さんでした！
クローバーと草と森のコーヒーカードの組み合わせに、思わず森林浴に出かけたくなった人は僕と握手☆（ゝω・）
日常って退屈で当たり前で。
本当に当たり前って実はないんだけど、何だか特別な事に幸福感やラッキーを感じてしまうとついつい見逃してしまう。
こうだといいな…あれが素敵だな…と上を見てると足元の幸せに気づかない。
あるあるだわぁ～＞＜
日常に溢れている小さいものほど気付かずに見逃してしまうんだなぁ、歓びの種を。
これは占いなんぞをやっていると稀によく見る光景だと思うんですけど、「そんな当たり前のことばかり言って！」という謎クレーム、たまに見かけませんか？
その当たり前ができてないからの今なんじゃん…って個人的には思うんですけど。笑
占いに期待するものってほんと人それぞれだしそれで良いと思うんですけど、「占いを受けたら必ず神秘的なお告げがもらえるはず！」とか「非日常的な出来事が起こるはず！」という期待は、個人的にはあまり賢い占いの使い方ではないと思っていて。
勿論、中には神がかり的な能力で占いをする方も沢山いるでしょうけど、所詮その恩恵を受けたいのはあくまでも現実を生きている我々人間なので、現実生活で地道で具体的な、それこそやれて当たり前の努力や行動へのアドバイスが受け付けられないのであれば、結局占いをやる『効果』ってたいして受け取れないんじゃないかと個人的には思うのです。
日常生活での小さな行動の変化って、実は長い目で見たら物凄いうねりを起こす起爆剤になったり、そこからそれまで全く見えてなかったものが見えてくる可能性も大いにあるので、結構馬鹿にできません。
占いは、そんな小さいけれど『具体的な』きっかけやうまいこといきそうなタイミングを教えてくれる、人生サバイバルツールのひとつだと思うのですよ、私は。
地に足を付けて参りましょう。
ほんとそれな！！！
なんとなく辛口なことを語ってしまった…
個人の所感です。
ココ。さん、実に共感できる話題をありがとうございました^^*
流石、我らリアリスト系占い師！笑
さて、明日のDaily Messageは蓮華さんです。
明日もお楽しみに♪
以上、本日のお相手は李桃でした☆
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