おはようございます。
本日のデイリーメッセージは、ひのみやまこがお届けします。
隔週木曜日は、その時太陽が移動しているサインのお話とその日のデイリーの二本立てでお届けしております。
今、太陽が移動してるのは、蠍座。
今日はその蠍座のお話。
前回から小説仕立てでお届けしています。
今日は蠍座の女の子のお話。
楽しんで読んでいただけたら幸いです。
では、今週も張り切ってまいりましょう!
蠍座の女
って歌があるじゃないですか。
あれ、嫌いなんです。美川憲一さんの。
子供の頃から散々いじられて。
同級生にいわれるんじゃなくて、親戚のおじさん達が酔っ払うと
「お!蠍座の女だね」
ってかまってくるのが、超うざくて嫌いでした。
みんな星占いに振り回されすぎ。
あんな12個の分類で人間を分けるなんて、なんて単純な思考なんだろう。
蠍座の女、秋冬みこと(名前です)は、緩んできたマフラーを巻き直した。
この秋から冬に移り変わる、防寒を怠ると夜道は寒い季節に彼女は生まれた。
蠍座。
物心ついたとき、自分の生まれ星座が蠍座だと知った。
みことは図書館で一人、本を読んで知識を深めるのが日課。
周りの子達とは話が合わず、本の世界にひたるのが至福の時間なのだ。
子供っぽいんだよな・・・同世代って。
昔から大人と話すほうが落ち着く。
そんなみことだが、親戚の酔っぱらいのおじさん達が「蠍座の女」とからかう度に
私はあんな執念深くないしと否定しながら生きていた。
図書館で借りた蠍座の説明にもやはり「執念ぶかい」と書いてあった・・・
「執念深い」っていうと感じ悪いけど、要は思いが深いってことよね。
様々な本で人間というものの深さを知った彼女はつぶやく。
私にそういう要素あるのかしら。
みことは今、大学1年生。
今までにそれなりに人を好きになったこともあった。
高校時代は一人の男性ともつきあった。
同じ部活の男の子。一緒に帰ることをくりかえしているうちに向こうから告白されて、話も合ったのでつきあったのだ。
けど、なんていうか、友達の延長みたいな感じで、好きで好きでたまらないという感情はあのときは、まだわからなかった。
大学進学とともに、疎遠になり。
今はフリー。
実は今、バイト先の5個上の先輩が気になってる。
背が高くて、物静かで。休憩中は文庫本を鞄からだし、物静かに読んでいる。
眼鏡の奥の眼差しが思慮深くて、みことはその先輩と話す度に胸がきゅーっとなる。
これが好きってことなのかしら。
こんな切ない気持ち。
先輩は一人暮らしをしていて、みことの家とは反対の路線に住んでいる。
どの駅に住んでいるかも話している中で知った。
どんなところなんだろう・・・
休みの日だった。
彼女は行ってみることにした。先輩が住んでいる駅に。
どきどきしながら、ホームに降り立つ。
もし、ばったり先輩に会ったらなんて言い訳しよう。
こんなのストーカーみたいじゃない。
でも、先輩が住んでる街を知りたかった。行ってみたかった。たとえ会う約束をしていなくとも。
バイト以外で同じ街にいるという事実を噛み締めながら、みことはホームの椅子に座る。
もっと、知りたいな・・・
先輩のこと。
好きな食べ物、好きな作家、休みの日の過ごし方。
バイトの休憩時間に少しずつ、聞き出した。
一度に沢山は聞き出せない。相手に気持ちをさとられないように少しずつ、慎重に。
みことは知らない。
彼女のその想いが執着に少しずつ変わりつつあることを。
相手のことを深く深く知りたい。同じ空気を吸っていたい。
蠍座の女の子の恋は始まったばかり。
ここから、執着も嫉妬も束縛も
少しずつ知っていくのだ。
—
と、今回は蠍座の恋の傾向について書いてみました。
元ネタは私の占星術の先生です。
その先生は、太陽は天秤座なのですが、火星が蠍で。
同じ空気を吸いたいと好きな人の住んでいる駅にこっそり行っていたそうです・・・
ほほえましいと思うのか、怖いと思うのかは人それぞれ。
ちなみに私の月星座も蠍です。
若かりし頃は、この深い深い執着は経験しました・・・
占星術を知って
あぁ、そうだったのね・・・と理解してからは
月蠍の制御方法を少しずつ身に着けました。
今は昔ほど執着も嫉妬も束縛も手に負えないことはなくなりましたが。
同じ空気を吸いにいったことはないです。さすがに。。
それはなんか犯罪な気がして。
蠍座のお話はまた2週間後もお届けしたいと思います!
なにかの参考になれば幸いです。
本日のサビアンからのメッセージ
太陽は蠍座10度から11度へ。
サビアンシンボルは
「救助される溺れた男」
「大使館の舞踏会」
です。
蠍座の第3グループを移動中です。
第3グループは第2グループで身につけた蠍座の特性を活用しようと考えます。
「蠍座は水のサインですから、人との関係には必ず情をからめます」
(松村潔著 愛蔵版サビアン占星術)
蠍座は愛情深いです。とても深く人を愛します。
愛した人とは魂のすみずみまで絡み合いたいと思います。
身体だけでなく、心もしっかり結びつきたいのです。
だから、全て知りたい。良いところも悪いところも。
今日のサビアンの
「救助される溺れた男」は
誰かが助けにくるのを待っています。
蠍座は誰とでも交流したいというサインではないのですが、この度数の蠍座は「誰でもよいから」待っています。
というのは、自分が身につけた人と結び付き合える力を試してみたいからです。
「自分をどこにも逃げ場のないところに追い込めば、相手は助けてくれるに違いない」
これは駆け引きです。
「たとえば、相手がクールな水瓶座であれば、この手段は使えず、そこで勝手に溺れていなさいという結果になる可能性が大です」
ですね(太陽:水瓶、月:蠍はそう思います)
そしてもう一つのサビアン
「大使館の舞踏会」は、溺れるとは真逆の「見栄をはり、見てくれの良さでアピールして関係性を作り出す方法をとります」
「この度数で人は、洋服、会話能力、感情の表現方法など、様々な面で自分を磨くことになります」
「ここで作られた関係は、自分の正直な気持ちを最後まで隠したまま続ける関係でもあり」
「正直に腹を割ればそこで終わりになってしまう関係かもしれません」
いちかばちか。
溺れてみたり、気取ってみたり。
いろんな手を使って人と結びつく手段を得る。
天秤座も人と結びついて道を切り開くサインでした。
けど、それはギブアンドテイクで、ドライな世界でした。
(とはいえ、風のサインは、ホット&ウェットなので土のサインほどドライではないのですが)
蠍座は人と結びつくのに感情を使います。
しっとりどっぷり。
相手の心情に訴える手を使うのです。
それも時には大事でしょう。
情に訴えるってのもね。
やりすぎは禁物ですが。
本日のメッセージは
情に訴えてみる
です。
いいんじゃないですか?たまには。
助けてって困った目で訴えてみる
気取ってかっこつけて気を引いてみる
どちらもできて人間の幅が広がるってもんです。
私はどっちも苦手なままですが・・・
やってみる価値はあると思います。
なにかのヒントになりますように。
昨日のもつこさんのメッセージ
置かれた場所で充分咲ける!(本人的にはちょっとしんどいかもしれないけど)
あぁ・・・それ昔はよく感じてました・・・
というのも、得意っちゃ得意だけど、それをやるのは自分の理想ではない。ホントにそれ、自分がやらなきゃだめですか?と思わずげんなりしてしまいそうなこと。
それを担当する……そんなイメージです。
以前、仕事を変えたくて、
紫微斗数の先生に鑑定してもらった時に
「今の仕事、自分には向いてなくて」と伝えたら
「今の仕事は何年やってるの?」と聞かれ
「10年くらい」と返したら
「あなたね、それだけ続いてるってことは向いてるのよ、家賃はいくら?」
と収入まで確認され
「その仕事は続けた方がいいわね」
とずばり、地に足ついたアドバイスをいただいたのでした。。。
本人の感覚としては、ミスも多いし、細かいこと苦手だし
向いてないなって思ったんですよね・・・
私は細かいことが苦手で、大まかに概要や全体を俯瞰するのは得意なんですが、細かい違いをみつけたり緻密な作業が苦手なのです・・・
なので、自分で作業するときには、チェックリストやマニュアルを整備して、ミスがある度に、チェックリスト、マニュアルに追加し精度をあげてきました・・・PDCAの繰り返し・・・
正直、そういう作業も苦手なのでしんどかった。だから向いてないって思ったんですよね。
心を折らずに、やり切ってみてください。
過ぎ去り、振り返ってみれば、きっと経験の山!ですぞ!
いや、ほんとそれはそのとおりで。
チェックリストやマニュアル作って、上司にレビューしてもらうんですね。
そうすることで、上司も承認した手順ということになる。
そのとおりにやってミスしたら、怒られることはないんですよね。
レビューしてくれない上司だとしても仕事する上で、証拠を残しながら仕事をすれば
頭がおかしくない上司なら納得してくれる。
それは仕事全般で役立ちました。
お客さんとの合意形成をしっかりやりながら、認識を合わせて仕事をすすめる。
というのが身についた・・・のかなとは思います。
もつこさん、現実的な地に足ついたメッセージ、ありがとうございます!
明日のデイリーメッセージは、るなさんです。
お楽しみに。
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