おはようございます。
本日のデイリーメッセージは、ひのみやまこがお届けします。
隔週木曜は、その時に太陽が移動しているサインのお話とデイリーメッセージの組み合わせ。
今、太陽が移動しているサインは蠍座。
蠍座の主人公が繰り広げるお話をお届けします。
では、早速、はじめてまいりましょう。
一度決めたら
今朝、起きて一番はじめに目にしたもの。
テーブルの上に残されたコップ。
それが決め手だった。
25年続いた結婚生活。
一人息子が家を出たのが2年前。
大学を卒業し就職先に通うのには、この家は交通の便が悪く、内定をもらったと同時に一人暮らしを始めた。
社会人1年目の給料で生活は大変じゃないの？という言葉も聞かず。
自立心旺盛な息子は、手がかからない子だった。家事もよく手伝う子で。
手伝うというか、自分でちゃっちゃとやっちゃう子。
洗濯も掃除も料理も片付けも。
最近の男の子ってみんなこんな感じなのかしら？
家のことは一切しない夫の息子とは思えない。
結婚して子どもが小学校にあがるまでは子育てに専念した私は、近くのスーパーで事務のパートを見つけてそのパートをずっと続けて、今は正社員として働いている。
10歳年上の夫は私が働いていても一切家事をすることはなく、しかも私には家事について、ある一定以上のレベルを求めた。
子どものことも家のことも全部、私一人でこなしてきた。
私は家族のためにどれも完璧にこなそうとしてきた。
寝る前には食器を全て洗い終え、居間の新聞を片付け、テーブルの上には何も残さないようにして寝るのが習慣。
朝起きたときに、綺麗な居間であることが気持ちの安定に欠かせなかった。
けれど、その日は違っていた。
寝る前にすべて片付けていたはずなのに、起きたらコップがテーブルに置かれたままだった。
初めてのことではない。今までだって何度もあった。
けれど、その日は違った。
ぷつっと何かが途切れた気がした。
もういいや。
終わりにしよう。
何度となく、書きかけた離婚届を棚の引き出しから出すと最後の欄にある署名を書いてテーブルに置いた。
コップはそのまま台所にさげて私は仕事にでかけた。
退職して日々、家で過ごしている夫が起きるのはあと一時間後。
離婚届を見て驚くのだろうか。
今まで、私はそんな素振りを一切見せたことがなかったから。
でも、私の中の砂の城は最後の波で脆くも崩れ去った。
もう振り返ることはしない。これで最後。
次の人生への一歩をふみだすように、明るい気持ちで私は電車に乗りこんだ。
—
ちょっと重い話だったのですが、これもある方から聞いたエピソードを元にお話を作りました。
蠍座の女性の話。
蠍座は愛情深く、ちょっとやそっとじゃ人を見放したりしないのですが、最後の砦が崩れたときは2度と修復不可能なところがあります。
冥王星チックだなと思いました。破壊と再生なのですが、再生の方向が復元の方向性ではなく新たな世界の構築に向かう。
完璧に物事をこなそうとする面も蠍座の特徴です。
自分の感情を表にはださず、淡々と過ごしているようにみえて、実は、メラメラと内部は燃えている。
そんな蠍座さんの一面を描いてみました。
あなたの周りの蠍座さんはどんな方ですか？
もし、興味深いエピソードがあれば教えてくださいね。
本日のサビアンのメッセージ
太陽は蠍座24度から25度へ。
サビアンシンボルは
「X線」
「キャンプをつくっているインディアンたち」
蠍座の第5グループから第6グループへ。
第6グループは次のサインへの準備に入る段階。
第5グループでは蠍座のもっとも勢いがある状態にあり、そこから火のサインである射手座への準備へ。
蠍座は達観したところがあると前のデイリーで書きました。
だからといって、感情がないわけではないのです。
感情面はとてもダイナミックで深いものを持っています。
深く愛するし、すごく喜ぶし、とても悲しむし、激しく怒る。
喜怒哀楽が激しいのは、しんどいです。
けど、それは人間の深みでもあるのです。
痛みを知る人は他人の痛みにも敏感になります。
ネガティブもポジティブもどちらも0からMAXまで知ってるからこそ達観に至れるのです。
今日のサビアンの「X線」は、普通では見えないものを見る力を暗示しています。
表面的なことだけではなく、なぜそうなのかという原因を慎重に判断する。
そういった姿勢を身に着けたことを表します。
蠍座の特徴の一つ、深い洞察力と諦観。
もう一つの「キャンプをつくっているインディアンたち」は、固定的で依存的だった蠍座から自由な射手座へ独立するための一歩目を示します。
「インディアン」は暮らしやすい環境を求めて、あちこち移動します。
移動した先の環境、気候、地域性に合わせて生活することが「キャンプ」です。
自分の意志と環境をうまく活用して生活を成り立たせる。
それは射手座的なセンスとも言えます。
対して蠍座的というのは、土着的とも言えます。その土地にねざした、そこに暮らす人達との深いかかわり。
伝統芸能や伝統工芸を受け継いでいくような、家族の伝統行事を粛々と守ってその土地で生まれて死んでいくことを覚悟するのが蠍座です。
しかしながら、次のサインの射手座は、旅をすることを要求します。
地元にいたい蠍座にとってはかなりのストレスになるでしょう。
今日のサビアンからのメッセージは
深く洞察したことを応用してどこででも生きていく
です。
今までの場所で落ち着いて学んだことは、あなたに深く身についてます。
であれば、その技術や知識を新天地で生かしてみることに挑戦する時です。
自分の力がアウェイでどれだけ通用するのか？
試してみたいとは思いませんか？
失敗したとしても、また、地元に戻ってきて力を蓄えればいいのです。
あなたのホームはここにあります。
それはあなたが今まで、一生懸命つくってきた基地です。
安心して、自分の力を試すために旅立ってみましょう。
なにかのヒントになりますように。
昨日のもつこさんのメッセージ
最近、少しずつ、もつこさんの登場回数が増えてきましたね。
メッセージも産休前よりも力強くなった気がします！
「もつこ的お手軽グラウンディング・自分を大事にする法」は、ずばり
「お風呂で、足の裏を、手で洗う」
お、、これやろう。
お風呂にお湯はって、ソルトつかってやります。
家の中で、遠い未来に力を借りてみる。
焦っても仕方がない時。今日はお家で、安全に、ぬくぬくとしましょう。
私も今日はそんな日でした。
ドラムの練習したくてスタジオに行きましたがそれ以外はお出かけせず、誰にも会わず。
家に籠もってました。
ならば……遠い未来の自分から、力を借りてみるのはいかが？
イメージとしては……パラレルワールドの自分が夢を叶えているのを想像してみて。
叶いそうにもない夢でも描くの大事だと私も思います。
「できたらいいな」から「する」に変えていく。
言葉を変えるだけでも、なんとなく力が湧いてきます。
そこでまだ、「する」って言い切れないときは、多分、まだ準備ができてない時。
その時に無理しても上手くいかないんですよね。
そのまま、手帳に向かうなどして、未来の計画を立てるのをお勧めします。現実感が違うはずですよ。
手帳に書くのもおすすめですよね。
それを叶えるために、どうすればいいのかまだ一歩目も思いつかなくても
書くことと目にし続けることで現実感が湧いてきて、それに関する情報に敏感に反応するようになります。
まずはそこからですね・・・
もつこさん
夢があるけど、現実感のあるメッセージありがとうございました。
明日のデイリーメッセージは、るなさんです！
お楽しみに。
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